農園REPORT

1,000年以上続く「手摘み」での収穫作業

実が膨らんだら、冬支度のサイン。椿は、花を咲かせるための準備期間に入りました。そんな秋、椿の様子とは裏腹に、島民総出で忙しくなる農園事情。実の中で育った種から油を搾るため、1,000年以上続く伝統の「手摘み」で、今年も実の収穫が行われました。

落ちる前のきれいな状態で、中の種が熟しているか見極めるのが手摘みの腕の見せどころ。ポイントは、“実だけ”を見つめないこと!たとえば目をやるのは、枝の先の花芽。花芽が膨らんでいれば、「種にはもうエネルギーを注ぎ終わったよ」というサインで、実が熟している可能性が高いのです。他にも、木の全体を見て、熟して割れている実があることを確認したり、最終的には種のうちの一つを実際に割ってみて中の色を確認したり。地道に丁寧に島の人たちの手で収穫された種から、今年の椿油を搾ります!

摘み方だけでなく、搾り方も油の性質に大きく関わります。REFINING LOTION Ⅰは表面がさらっと仕上がるのに、CLEANSING OILはとろ~りまったり肌をとらえてくれる。このまったく違うテクスチャーは、椿油の製法が違うからこそ生まれているのです。

たとえば、熱を加えてから搾る方法。より多くの油を引き出すことができ、まったりとしたとろみのある椿油になります。搾りたての椿油は、少し香ばしいロースト臭がするんです!一方、熱を加えずに圧搾する方法も。種からダイレクトに油を搾るので量は限られますが、さらさらと伸びの良い軽めのテクスチャーになります。昔からなじみのある椿油ですが、案外奥が深いのです。今年の油がON&DOのアイテムになるのを楽しみにしていてくださいね。

REFINING LOTION Ⅰ

椿全体から引き出した美容水。エキス層のベースには、水を一滴も使用せず椿葉水※1を使用。水にも油にもなじむ性質を持つため、ぐんぐん角層へ浸透。オイルインなのにべたつかず、さらさらとしたあと肌になります。

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CLEANSING OIL

椿油※2をふんだんに使った美容オイル仕立てのクレンジングオイル。肌をいたわり、うるおいをとどめながら汚れを浮かせて落とすので、しっとりとした洗い上がりに。ダブル洗顔は不要です。

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※1 ツバキ葉水(保湿剤) ※2 ツバキ種子油(エモリエント剤)