温肌TIPS
自律神経のバランスを整えるセルフケア法
これまでの記事で、体温調節は自律神経の働きによるものというお話をしてきました。冷えを解消するためには、自律神経のバランスを整えることが大切です。そのためには、お顔のセルフケアを習慣的にを行うのも一つの有効な方法です。お顔に触れることで自律神経を効果的にバランシングすることができます。
今回は、お顔まわりのセルフケア法についてお伝えします。
<1> MS線を押しさすります
MS線とは、額の前髪の生え際に沿って、生え際をはさむ上下各1cmのゾーンのことです。
このゾーンには、自律神経を整えるポイントが連なっています。
MS線に、人さし指の第二関節の指の角を当て、全体を上下に押しさすりましょう。
<2> ①~④のポイントを綿棒で垂直にプッシュします
①~④のポイントは、自律神経の調整に効果的とされています。
綿棒は、筆記用具と同じ持ち方で、圧を調整しながら、まっすぐに押します。5秒~10秒ほど押して緩めるを繰り返します。
①正中線上で、眉間と生え際を結んだ線の、下から3分の2のポイント
※正中線とは、頭頂から、あご先を結ぶ中心線のことです。
②正中線上の、眉間と生え際を結ぶ線の中間のポイント
③正中線上、眉間と生え際を結んだ線上の、生え際から3分の2のポイント(眉間から親指1本分上)
④左右の眉毛の中間のポイント
セルフケアを1回行っただけで、すぐに身体が温まるわけではありません。ケアを日々続けていただくことで、本質的に自律神経のバランシングをすることができます。
〈教えてくださった方〉
奈部川 貴子先生
美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』