温肌TIPS
夏風邪のひき始めに~温活セルフケア法~
今回は、夏風邪のひき始めに最適なセルフケアをご紹介します。エアコンが強くて寒いと感じるときにもおすすめの方法です。
夏でもあると安心なのが、カイロ。風邪のひき始めの悪寒や不快感があるときに、カイロを貼るだけでも全然違います。何より重要なのは、カイロを貼る「位置」です。
お腹の中心や、下腹部にカイロを貼ると温まりそうなイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、それでは「白色脂肪」という温まりにくい脂肪の上にカイロを載せていることになり、温め効率が良くありません。
熱効率が良いのは、背中の部分です。
背中には「褐色脂肪細胞」が集まっている箇所があります。ここにカイロを貼るだけで、嫌な寒気から逃れることができるのです。東洋医学では、首の後ろ(大椎というツボがあるところ)を温めると急にひいてしまった風邪の養生にも良いといわれています。
嫌な寒気がとれたら、短時間で剥がしていただいて問題ありません。
不調を感じた時に、ぜひ実践してみてください。
〈教えてくださった方〉
奈部川 貴子先生
美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』