NEWS

「環境温度変化と皮膚状態の相関」について、学会発表しました

長年の研究により、私たちは環境温度変化と皮膚状態に相関があることを確認し、公益社団法人日本皮膚科学会が主催する、第87回日本皮膚科学会東京支部学術大会にて研究内容を発表しました。

発表概要

「ヒトの環境適応能力とヒト皮膚の関連性-環境温度変化による皮膚生理的指標の測定」
本研究では、ヒトの環境適応能力が皮膚状態の指標として活用できる可能性を検討するため、環境温度変化による皮膚表面温度と皮膚状態を測定した。結果、皮膚表面温度変化が小さい群は皮膚表面温度変化が大きい群と比較して、角質水分量が高く、経皮水分蒸散量が低い傾向がみられ、角層状態も整っていた。以上のことから、ヒトの環境温度変化による皮膚表面温度変化量は皮膚状態との関連性がある事が示唆された。

開催概要

名称:第87回日本皮膚科学会東京支部学術大会
   The 87th Annual Meeting of the Tokyo Division of JDA
会期:2023年11月18日(土)・19日(日)
テーマ:皮膚の匠として 〜To be a dermatology artisan〜