温肌Q&A

不要な角質をケアし、くすみ知らずの透明感のある肌へ。

こんにちは、温肌研究員の野口です。
お客様から日々寄せられるさまざまなお悩みの声にお答えしていきたいと思います。

顔全体がどんよりとした印象で、肌に透明感がありません。くすみを解消するには、どうしたらいいですか?

日が延びていく様子が感じられる時期になりました。
これから気温が高まっていきますが、3月に入ってもまだ肌寒い日もありますね。

肌がくすんでしまう原因はいくつか考えられますが、この時期は特に、長引く寒さによる血行不良が招いた結果である場合が多いです。
私たちの体は、寒い環境にいると熱を逃さないように血管を収縮させる機能を備えています。寒さによって血管が収縮すると、肌の細胞一つひとつに供給できる血液の量が減少してしまい、血液によって運ばれる酸素と栄養素が行き渡りにくくなります。その結果、肌の生まれ変わりのリズムであるターンオーバーが乱れ、古い角質が剥がれ落ちず、角質肥厚と呼ばれる状態に。その不要な角質が厚く重なってしまった状態が、くすんで見えることにつながるのです。

また、乾燥がくすみにつながることもあります。肌は乾燥するとバリア機能が低下し、自らを守ろうとするはたらきで角層が厚くなってしまいます。角層が厚くなるだけでなく、今の時期のように空気が乾燥していると肌表面の水分が自然と不足した状態になるので、光の透過率が低下し、透明感のないくすんだ印象にも直結するのです。

さらに、ここ数年は感染予防のためにマスクを着けることが日常化していますよね。マスクによる炎症や肌荒れに悩んでいる方も多いですが、そのような肌トラブルが慢性化して色素沈着が起こることも、くすみにつながります。

冒頭でお伝えした血行不良を解消するために寒さ対策をするのはもちろんのこと、角質ケアとして毎日の洗顔のステップを見直してみるのもおすすめです。

角質ケアには酵素洗顔が適しています。酵素は、角質の主な成分であるタンパク質を分解するはたらきがあるため、必要以上に肌を擦ることなく不要な角質を除去することができます。その結果、くすみを払い、透明感のある肌へ導くことができるのです。

そして、顔の肌の水分は体の内側から供給されるものなので、こまめに水分を摂ることも忘れずに。全身の水分循環が高まるので、血液も肌のすみずみまで届きやすくなります。夏と比較すると汗をかかないため水分摂取が疎かになりがちですが、すこやかな体と肌のために意識的にお水を飲みましょう。

今なお外出しにくい状況ではありますが、晴れた日の春の足音を感じつつ、心穏やかに過ごしたいですね。
引き続き、過ぎゆく季節に合ったスキンケア方法などをお伝えできればと思います。

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