温肌Q&A

肌のキメを意識して、ボディケアにも一工夫を。

こんにちは、温肌研究員の野口です。
お客様から日々寄せられるさまざまなお悩みの声にお答えしていきたいと思います。

この冬から、脚や腕の肌の乾燥が気になり始めました。
お顔の保湿ケア以外もチャレンジしたいです!

ケアに前向きなお声をいただき、ありがとうございます。
今回はボディケアについてお伝えできればと思います。

今年に入って、近年稀にみる強い寒波が日本列島に到来しました。
外気の乾燥ももちろんですが、例年以上の暖房の使用で室内の空気もますます乾燥し、脚や腕の肌にとっても過酷な環境だったのではないでしょうか。

さらに、体の肌は衣服を着ていることで、お顔の肌に比べて紫外線の外的ストレスにさらされにくい一方で、皮脂の分泌が少なくより乾燥しやすい傾向があります。

保湿ケアをされたいということで、ボディオイルやボディクリームの塗布を検討されているかと思いますが、その際は、漫然と塗布するのではなくて、肌表面のつくりを意識して塗布していただきたいです。

肌表面には、皮丘(ひきゅう)と皮溝(ひこう)という部分があります。皮丘は盛り上がったところ、皮溝は線状にくぼんだところです。

皮丘や皮溝の状態は、一人ひとり異なりますが、「肌のキメ」とは、それらが肌の表面に描き出している紋様と言えます。
肌のキメの状態は、年齢によって異なる上、同じ人でも体調のみならず、その時におかれた環境(気温、湿度、紫外線の強さなど)の影響を受けて変化します。

一般的に、キメが整った美しい肌は、皮丘が小さく皮溝が浅い状態です。縦だけや横だけといった一方方向ではなく、縦横に走り、細かい三角形のキメを規則的に形成しているのが美しい肌の条件の一つです。

反対に、キメの整っていない肌は、皮丘が高く、皮溝が深い肌である場合が多いです。
よって、皮丘と皮溝の状態はキメの整い方を左右し、肌が美しくみえるかどうかの要因の一つとなります。

肌にボディオイルやボディクリームを塗布する際には、肌のつくりを意識しましょう。
一定の方向に塗るのではなく、円を描くように、つまり全ての皮丘や皮溝にオイルやクリームが行き渡るように塗り広げてみてください。

同じ塗布する行為でも、日々の丁寧なケアに肌は応えてくれるはずです。ぜひケアの際に意識していただければ嬉しく思います。

まだまだ寒い日が続いていますが、時節柄ご自愛くださいね。

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