農園REPORT

2020年の椿の実の収穫について

はじめまして。農園管理人のしっちーです。
これから五島の椿の農園について皆様にお届けしていきます。

今回は2020年の椿の実の収穫についてお届けします。
椿は夏にかけて実が成長し例年9月に入ってから実の収穫を行うのですが、今年は2週間早く収穫をスタートしました。

今年はとにかく「大豊作」。枝がしなるほどに豊かに実りました。
一般的には落ちた実を拾って収穫をする地域が多いと言われますが、五島列島の椿の伝統的な収穫方法は「手摘み」。私たちも「手摘み」にこだわって、一つ一つ手作業で収穫をしました。

収穫の後は果皮むきです。摘んだばかりの椿の実は割れ目もなく、手でむくのは困難ですが、干して水分を抜くことで実が割れて簡単に手でむくことができます。実を乾燥させる際は天日干しや陰干しで行うのですが、今年は気候の問題もあったので陰干しを選択。日干しより時間はかかりますが、しっかり果皮が割れてくれました。果皮を剥く作業の中で、今年は「スター果皮」を発見しました。一緒にやってもらっている地元のおじいちゃんに「こんな綺麗な殻ば見たことかなね〜、額に入れて飾っとけ」とお墨付きをいただきました!自然に生み出された美しいカタチに大盛り上がりでした。

さらにこのあと、種を干したり、搾ったり…椿オイルになるまではまだまだ道のりはありますが、地元の方のご協力もあって、今年も質の良い椿オイルが作れそうです。ぜひ今年の椿油も楽しみにしていて下さい!