農園REPORT

冬でもしっとりつやつやの葉

農園管理人のしっちーです。
まだまだ寒い日が続いていますが、椿は元気に鳥を待ちわび、きれいに咲き誇っています。

皆さん椿の葉は見たことがありますか?椿は、艶々で濃い緑色の葉をつけています。
「艶のある葉の木」というのが椿の名前の由来であると言われるくらい、乾燥した冬でもしっとりつやつやしているのが特徴です。

椿は常緑樹で、年に一度4月から5月に新芽が芽吹いて、そこから2~3年間、常に緑を生い茂らせています。放っておくと太陽を求めてどんどん上へ、外へと伸びていくので林の中にある椿はとても背が高いのも特徴です。

農園の椿はあまり背が高くなりすぎると、実を収穫する際に、はしごなどを使わなくてはならず、落下の危険性があるので、椿の伸び方を調整してあげることが大切です。私たちの農園では年に一度、木が寝ている冬から春の間に葉の剪定を行います。

今年も、ちょうどその季節になりました。椿の剪定とあわせて元気いっぱいに伸びているほかの植物たちもお掃除して、農園を順次綺麗にしています。椿のまわりを覆っていた植物たちを一つひとつ綺麗にしていくとその下にはごろごろの岩が!

元々小さな畑がいくつも密集している農園。時折、こうして石垣が姿を現します。五島にはたくさんの野生の椿が生えています。山の斜面や岩の間、断崖絶壁でも猛々しく育っているのでこのくらいがちょうどいいのかもしれません。

ちなみに、剪定した葉はもともと廃棄するしかありませんでしたが、私たちは葉の持つ力を見つけ出し様々な原料に生まれ変わらせることに成功しました。剪定した葉は、これから椿葉エキス※1や椿葉水※2に生まれ変わって化粧品に使われていくのでお楽しみに。

3月からは枝を伸ばす準備をスタートするので、1本づつ蔦や植物を取り除いてすっきりさせていってあげたいと思います!

※1:ツバキ葉エキス(保湿剤) ※2:ツバキ葉水(保湿剤)