農園REPORT

地域と手を取り合い、未来を育む

夏から秋へと移り変わる頃、少しずつ大きくなった椿の実は、収穫の時期を迎えます。実の中では種も成熟し、油をしっかりと溜め込んでいます。しかし、収穫量は毎年同じわけではありません。自然の恵みをいただいているからこそ、気候や農園の状況によってその量は変化するのです。

REFINING LOTIONⅠや MULTI TREATMENT OILといった製品の原材料である椿油※1は、椿の実からとれるもの。安定的に収穫できるよう、地域の方々と協力し、日々変化する農園の状況を観察しています。町内の搾油場では、表年(豊作の年)と裏年(不作の年)を読みながら、椿の種から搾った椿油※1の状態で蓄えておくことも。計画的に椿油※1を蓄え、バランスを保つことは、未来に向けての大切な準備です。

椿の生育は、できるだけ自然の力に任せながらも、定期的な手入れが欠かせません。剪定を行ったり、収穫がしやすいように木の形を調整したり。細やかな手入れをすることが椿のより良い生育に繋がり、豊かな実を結ぶのです。

一方で、自生している椿は高さが5~6mもあるため、手作業での収穫が困難。そこで、高さ1mのところでバッサリと切る「断幹」を行います。剪定や断幹で切った木や枝も無駄にせず、乾燥させて、しおりやブックエンドなどに再利用できるよう取り組んでいます。

さらに農園では、地域のシルバー世代の方々が収穫のお手伝いをしてくれています。そのおかげで、日々の作業もスムーズに。手伝ってくれるシルバー世代の方々にとっても、新たな生きがいややりがいを感じる機会になるよう、いつも和やかな雰囲気で収穫を行っています。地域の方々と手を取り合いながら、農園では今日も椿を見守り続けています。

REFINING LOTION Ⅰ

椿全体から引き出した美容水。エキス層のベースには、水を一滴も使用せず椿葉水※2を使用。水にも油にもなじむ性質を持つため、ぐんぐん角層へ浸透。オイルインなのにべたつかず、さらさらとしたあと肌になります。

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MULTI TREATMENT OIL

椿油※1をベースに実現した絶妙なテクスチャーのトリートメントオイル。自然になじませるだけで、肌をやさしく撫でるような心地よいマッサージに。心がじんわり温かくなるような香りをイメージしています。肌をやわらかくする効果があるので、美容液やブースターとしてもおすすめです!

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※1 ツバキ種子油(エモリエント剤) ※2 ツバキ葉水(保湿剤)