温肌PERSON

illustrator / artist 山代エンナさん

illustrator / artist

山代エンナさん​

1990年生まれ。主に人物、風景、動植物を描くことを得意とし、旅行、ファッションやコスメブランドとのコラボレーション、雑誌、広告、ミュージシャンのアートワーク等さまざまな分野でイラストレーションを手掛ける。

―経験が自分の表現を豊かにする
両親の影響もあり、昔から旅が好きなんです。20代の頃、行き詰まってしまった時に「ここではないどこかへ行きたい」という気持ちで海外へ一人旅をすることが増えました。年齢を重ねるごとに経験も増え、インプットできるものが減ってきた感覚がある中で、何も知らない、言葉も通じない場所へ行くことは刺激だらけ。初めての出会いを繰り返す度、凝り固まった自分が壊れる感覚があります。一人で行けば行くほど知らない自分に出会うこともでき、そういう体験を通して描く絵も変わってきたと思います。

初期は白黒で繊細な絵を書いていましたが、旅で見た景色を伝えるためにたくさんの色を使って絵を描くようになりました。このような変化が訪れることが面白いなと感じます。経験したことがすべて絵に繋がるので、旅をすることと絵を描くことは繋がっている感覚ですね。

―見てくれる人の期待を超えること
仕事をする上で、“見てくれた人に感動してもらうこと”を大切にしています。相手の期待を少しでも超えるためには、一緒にお仕事をする人の想いやコンセプトを深く理解することが重要だと思っています。ON&DOさんとお仕事をした時は、会話を重ねていく中で自然とこちらの熱も高まっていくほどの熱い想いを感じました。なので、旬の椿花の魅力が詰まった「FERMENT SERUM +F」とイラストでコラボレーションした時も、デザインのイメージがすぐに浮かびました。お互いに心から良いと思うものを共有し合えるからこそ、より良いものを生み出すことができる。ON&DOさんとはお仕事をしていて楽しいし、一緒に成長していけるブランドだなと思っています。

実際に五島列島を訪れて生で椿を見た時は、木の生え方から葉っぱの形まで違い、一つひとつにすごく個性があることに驚きました。それぞれ個性を持った椿を見て、とても愛おしく思えました。

―表現の可能性を広げていきたい
様々な仕事を経験したことで、表現の幅が広がってきたと感じています。今は仕事で絵を描くことが多いですが、これからは仕事としてだけでなく、自分の経験や感じたことを素直に表現することももっと試していきたいですね。例えばかわいいキャラクターを描いてみたり、焼き物や器が好きなのでそこに絵を描いてみたり。あとはアトリエを借りて大きな絵を描くことにも挑戦するなど、表現の可能性を広げていきたいです。

my ON&DO
化粧水は2種類どちらのタイプも好きで使い分けを楽しんでいます。 保湿が大事な時期はREFINING LOTION Ⅰ、夏場はみずみずしいREFINING LOTION Ⅱを使っています。混合肌なのでオイルフリーのREFINING LOTION Ⅱは、なにも気にせずバシャバシャ使えて特にお気に入りです。