温肌TIPS
夏のファッションを楽しみながら。温活セルフケア法
夏になると気温が上がり、体が冷えることとは無縁のようですが、実は、夏でも手足が冷える方が多くいらっしゃいます。ただ、暑さの中、なかなか「温めること」は意識できないですよね。
そこで今回は、今の季節に最適な温活セルフケアをご紹介します。
身体を温めるためには、首・手首・足首の3つの「首」を温めることが重要です。3つの首を温めることで、神経の多く集まる末端まで血液を巡らせることができます。リンパ・血管・神経・筋肉のはたらきに繋がる大事な部分でもあるため、少し意識して温めるだけで、効果はかなり違ってきます。
本来、熱は上に昇ろうとする性質を持っているため、理想的な状態である「頭寒足熱」にすることはなかなか難しいのです。
夏は特に、上半身は熱くなり足は冷える、いわば「頭熱足寒」の状態になりやすいのです。ですので、ぜひ足首を意識して「足熱」を目指しましょう。
夏のスタイルではこれが難しい場合もあるかと思います。ネイルをして、サンダルを履く方も多いと思いますが、素足の場合、足首だけでも温めるのがおすすめ。冷房の寒さが辛い方にも、最適です。
足首を温めるのに効果的なのが、レッグウォーマー。といっても毛糸ではなく、季節に適したさらりとした生地(素材)の薄手のものでOKです。履かないソックスの踵部分までを切り落として活用する方法もあります。
パンツスタイルやロングスカートでしたら、外から見ても分かりません。
実践してみると、効果は歴然です。
また、屋外では難しい方も、エアコンが効いているお家の中やオフィスでは足首を温めたり、手首を温めるために長袖を着たりするだけでも効果的です。
夏、自覚がなくても、意外と足が冷えていることが多いので、ぜひ今の時季のファッションを楽しみながら、セルフケアを行いましょう。
〈教えてくださった方〉
奈部川 貴子先生
美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』