温肌TIPS

香りを活用した温活セルフケア法

今回は、香りを活用したセルフケアについてお伝えします。
アロマオイル(エッセンシャルオイル、精油とも言います)は、漢方のようにそれぞれの性質を持っています。その中には温める効果、温活効果を得られるものがあります。有名なのはジンジャーですが、パチュリも温め効果に大変すぐれています。
冷え性のケアには、これらのオイルを1%で希釈しマッサージオイルにして、夜寝る前に足をマッサージするのがおすすめです。ポリ袋で行える簡単な足浴で、冷えをとったあとにマッサージをすると、さらに温め効果が持続します。

※ポリ袋で行える足浴の記事は、こちらです。
https://www.on-and-do.jp/shop/information/tips_005

アロマオイルの瓶には、1滴0.05mLになるようオイルの粘性に応じて設計されたドロッパーが装着されています。希釈は、ホホバオイルやセサミオイルなどのキャリアオイルで行います。 スプーン1杯(約5mL)のキャリアオイルに1滴のアロマオイルをたらすと簡単に1%の希釈濃度のマッサージオイルを作ることができます。

香りは、鼻の奥に存在する嗅球という器官が感じとっていますが、実は皮膚にも嗅覚の受容体が存在します。アロマオイルを塗布することで、肌も香りを感じとっているのです。

アロマオイルを使ったマッサージは、香りそのものの効果とマッサージの効果の双方を実感でき、習慣的にセルフケアを続けていただきやすいので、ぜひ実践してみてください。

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)