温肌TIPS

目元の巡りを良くする温活セルフケア法

冬は、目の下にクマができやすい季節です。
目の周りの血管は細いので血行が悪くなりやすく、寒さでより目の下が暗くなってしまうのです。
また、スマホの長時間使用などで目元への負担が大きく、交感神経が優位となり、血管が収縮します。

そこで、目元の血行を良くするために取り入れていただきたいセルフケアをお伝えします。

まずは電子レンジで蒸しタオルをつくりましょう。洗顔後、スキンケアをする前に蒸しタオルで目元をじっくり温めます。
物理的に肌が温まることと副交感神経が優位になることにより、血管が拡張し血行が良くなります。その結果、くすみやクマを解消することができます。さらに、自律神経がリラックスモードになるため、快眠にも繋がります。

蒸しタオルは、冷たくなる前に取りましょう。
その後、頬骨沿いに指先の側面で圧を加えると、眼輪筋の血行が良くなり、さらにおすすめです。

眼輪筋は、目の周りを広範囲に囲むドーナツのような形状の筋肉です。

筋肉の走行とクロスして刺激することで、血行が良くなります。
目の下のクマの部分は皮膚が薄く、間違った刺激を与えるとシワになりやすいのですが、頬骨の上をたどることで、高い効果をもたらしながらもクマの部分は避けて刺激することができます。

指先の側面は、爪も当たらず、硬くなってしまった筋肉を動きやすくするのに適しています。
目元のトラブルを解消できますので、ぜひ取り入れていただければと思います。

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)