温肌TIPS

自律神経のバランスを整える~ビジュアルイメージ呼吸法~

自律神経を整えるためには、目を休めること(目を酷使しないこと)、睡眠をしっかりとること、極端な温度差を避けることが大切です。

加えて、深く呼吸をすることも自律神経を安定させるために必要です。しかし、感染予防のためのマスク着用によって呼吸が浅くなりがちな人も多くいらっしゃることが想定されます。
今回は、ビジュアルでイメージしていただきやすい呼吸法をお伝えします。

まず、周囲にブルーの酸素の粒がたくさん浮かんでいるところをイメージしてみてください。きれいな水色の粒です。それらをたくさん、体に取り込むように息を吸います。

そして、ここからが大事なポイントですが、吐いた息が黒い煙となって、煙と一緒に邪気を出すことをイメージしながら、息を吐きます。

「深く吸うこと」「深く吐くこと」について視覚的なイメージを膨らませながら繰り返し行うのです。

誰にでも何だか心がざわつくことがあると思います。そんなとき、呼吸は乱れ、浅くなっています。
そこで、先程お伝えした方法で意識的に呼吸してみてください。呼吸と共に、自然と心も安定します。
深く呼吸ができない人は、息を吐くことがあまりできていない場合が多いです。嫌な邪気を黒い煙と一緒に体から出すイメージで息を吐くと、深く吐くことができます。

明確な理由がなく精神的にモヤモヤしている時、心がざわついている時は、自分がなぜ不安なのか分からず、どんどんと妄想が膨らみ、雑念が連鎖してしまうものです。
雑念の連鎖を断つには、何か別のことに集中することが必要ですが、一番良いのは深く呼吸をすることです。呼吸が深まることで、気持ちが落ち着いていきます。

気持ちが乱れ、呼吸が浅くなっている時は、ぜひ深く呼吸をすることを思い出してくださいね。今回お伝えした方法は、いつでもどこでもイメージして実践できますので、より呼吸しやすいように肩を開いて、前向きな気持ちで取り入れてみていただければと思います。

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。鍼灸師。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)