温肌TIPS

首から自律神経のバランスを整える~温活セルフケア法~

寒い季節は、ますます体が縮こまり、筋肉が凝り固まる傾向があります。
これまで自律神経のバランスを整えるための様々な方法をお伝えしてきましたが、今回は首を温めるケアについてご紹介します。

自律神経は、「後頭下筋群」という頭の後ろの筋肉の一部が凝ることで乱れる場合があります。

首の不調は、心身のあらゆるトラブルに繋がります。しかし、ご自分で強く揉むのは危険です。首は頸椎という7つの小さな骨の重なりが支えていますが、骨のあいだからは神経が出ていて複雑な構造をしているためです。

凝りを解消するためにご自分でケアされる場合は、首を温めることをおすすめします。
しかし、首を温めることは意外と難しく、入浴の際もしっかり首までお湯に浸かる方も少ないと思います。

電子レンジで温められるウォーマーや貼るカイロをハイネックのインナーの上から当てて、首の後ろを意識的に温めてあげてください

スマホの長時間使用によって、年齢を問わず首の不調を感じ、自律神経が乱れている方が多くいらっしゃいます。
もし首の凝りが気になる方は、首の冷えが慢性化しているかもしれません。心身をすこやかに導くためにも「温めるケア」を実践してみてくださいね。

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。鍼灸師。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)