温肌TIPS

ヨガのポーズで首凝りをリセット~セルフケア法~

現代人は、スマホの長時間使用によって首が凝りやすくなっています。電車に乗っている時に周囲を見てみると、スマホを使っている方がほとんどだと思います。スマホの使用中は、画面を見るために下を向いている状態になりますが、その姿勢が続くと頭の後ろの筋肉が縮こまってしまい、凝りに繋がります。

首は神経が集中しており、首の凝りは様々な心身の不調に繋がります。
天井や空を見るように上を向くとリセットされますが、日常生活で上を向く機会はなかなかありません。
年齢を問わず、上を向く姿勢が辛いという方がいらっしゃいますので、そのような状態になる前に15秒程度、上を向きます。そして元に戻り、また上を向いて15秒、これを2、3回繰り返す動作を意識的に行うのをおすすめします。(ただし、数分でも上を向いていると「のぼせ」など思わぬ状態に繋がりますので、ご注意ください。)

ご自宅では、首を上に向かってのばすヨガのポーズをとってみるのはいかがでしょうか?
おすすめは、「コブラのポーズ」と「魚のポーズ」です。
この2つのポーズをとると、7つの小さな骨が重なった頸椎がきれいに並んだ状態で上を向くことができます。そして、自然と呼吸が整う姿勢でもあるので、自律神経のバランスを整えるのに適しています。
ヨガには色々なポーズがありますが、中でも「コブラのポーズ」は比較的簡単に行えるポーズです。「魚のポーズ」は無理をせず、心地よいと感じる範囲で行ってみてくださいね。

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。鍼灸師。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)