温肌TIPS

副交感神経を優位にする~セルフケア法~

自律神経のバランスを整えるセルフケア方法をお伝えします。また、今回ご紹介するケア方法は、口の中が乾燥するドライマウスに悩まれている方にも最適です。

人差し指と中指の関節でフェイスラインをはさみ、自分の頭の重さを利用して、プッシュします。耳の下からフェイスラインにかけて、耳下腺と顎下腺という、唾液を分泌する組織があります。そこを押すことで、唾液が分泌されるようになります。左右合わせて3セットずつ行いましょう。
唾液は、自律神経の状態に特に左右されやすい性質を持っています。緊張した時に口が乾いてしまうのは、交感神経が過剰に優位になっているためです。

耳下腺には、自律神経のうち副交感神経の枝がのびてきているため、プッシュすることで副交感神経を優位にできるのです。
ドライマウスをケアできると同時に、自律神経のバランスを整えるためにもおすすめのケア方法です。ご自分ですぐに実践できる方法ですので、ぜひ気付いた時に行ってみてくださいね。

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。鍼灸師。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)