温肌TIPS

頭寒足熱のために~セルフケア法~

脚をはじめ体を冷やさないことは重要ですが、「頭寒足熱」という言葉の通り、頭だけは冷たい状態を保つことが大切です。熱は下から上にのぼっていく性質があるため、頭に熱をもっていると、熱が全身にうまくまわっていきません。
そこで、保冷剤を活用することをおすすめします。(もみ殻などが入った冷やすことのできる枕も市販されていますが、保冷剤は手に入りやすいです。)

また、暑い夏は、特に怠さが気になると思います。倦怠感には、「百会(ひゃくえ)」と「四神聡(ししんそう)」というツボを押すことがおすすめです。 四神聡は、「百会」(生え際から指7本分後ろ)を中心として、1寸離れた前後左右に4箇所あります。
1寸は親指幅ですが、人によってツボの位置は異なるため、はじめは1寸より幅を少し広めにとることをおすすめします。また、人差し指と中指と薬指の指3本で2寸ですが、中指を「百会」に置くようにすると、人差し指と薬指の先が、四神聡の位置に近い場所なります。
心地よい痛みを感じる場所を、親指の第一関節で押しましょう。

先程ご紹介した保冷剤でのケアで冷やしてから、ツボを押すと効果的です。
寝ながらツボ押しすると、腕も疲れにくいですので、ぜひお休み前にケアしてみてくださいね。

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。鍼灸師。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)