温肌TIPS

喉と鼻の不調に~セルフケア法~

秋は、ブタクサ・ヨモギなどの花粉で喉と鼻の調子が悪くなることがあります。また、確固たる原因は分かっていないのですが、疲労やストレス、口呼吸、空気の乾燥、冷えなどのあらゆる要因から、現代人は、上咽頭炎(じょういんとうえん)になりやすいと言われています。秋は季節の変わり目で風邪をひきやすいですが、風邪によっても上咽頭炎になりやすいです。

上咽頭炎になると、喉がイガイガするなどの不調、鼻の不調につながります。そして、自律神経のバランスを崩しやすくなります。
自律神経のセンターのような場所が首にありますが、上咽頭(喉と鼻のあいだ)は、その近くにあるため、上咽頭に炎症が起きると自律神経の不調につながりやすいのです。
上咽頭炎が治ると、自律神経のバランスも整い、不眠が解消する方も多くいらっしゃいます。長引く不調は、実は慢性の上咽頭炎が原因であることも。

そこで、ぜひ「鼻うがい」をしてみましょう。上咽頭炎の予防のためにも、秋の花粉症のためにも、効果的です。
喉や鼻の不調が気になる場合は、耳鼻科で推奨されている鼻洗浄器がおすすめです。水道水で行うと痛みを感じてしまうため、生理食塩水とセットになっているものを使いましょう。喉と鼻がすっきりとして快適に過ごすことができますので、気になる方はぜひ取り入れてみてくださいね。

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。鍼灸師。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)