温肌TIPS

顔のむくみ~セルフケア法②~

お酒を飲んだ翌朝は、特に顔のむくみが特に気になるかと思います。東洋医学では、お酒(=アルコール)は燃えるため、余分な「熱」をためこみやすいと考えます。 熱は体の上のほうに昇っていきますが、この現象を「上実下虚(じょうじつかきょ)」と言い、熱がうまくまわらない状態のことを指します。すると、熱を冷やそうとして水も上にまわってきて、むくみにつながります。 お酒など、体のなかで過剰な熱を発生させるものは、顔のむくみにつながりますので、食生活において最も熱源となるアルコールの摂り過ぎには注意をしましょう。 セルフケア方法として顔のむくみが気になった時のツボをご紹介します。

黒目の中央から真下に下がった線上で、鼻の下縁の高さの地点
……巨髎(こりょう)というツボ

目尻から真下に下がった線上で、頬骨下のへこんだところ
……顴髎(けんりょう)というツボ

ほうれい線上で、小鼻のふくらみの中央
……迎香(げいこう)というツボ

綿棒を持ち、上記の場所をトントンとタッピングします。1分ほど続けてみましょう。

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。鍼灸師。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)