連載
芽吹いたばかりの若葉を、
私たちは、摘みます。

Vol.5 ブランドディレクターのおはなし。

私は学生の頃から、とにかく美容が大好きでした。
メイクもスキンケアも、少しでも気になるコスメがあれば片っ端から買って試すようなタイプ。大好きな美容を仕事にしたい!このシンプルな熱い想いを胸に、約10年前、美容業界に飛び込んだのです。

そんな大好きな美容を仕事にした私は、いつも不安でした。
お客様がもつお悩みに着目して、それを解決するためのアプローチを追求する。
お悩みがひとつ消えては、またひとつ増えて、お客様は美のアイコンと自分を比べて苦しんで、そんな不安や恐怖に漬け込むような商品がまた、売れていく。

“美しさ”を唱え、お客様を“美しく”しようとするこの美容という分野は、お客様を幸せにできているのか、それとも不幸にしてしまっているのか・・・。

10年間、向き合い続けてたどり着いた答えは、
もう、お悩みばかり唱える美容では、お客様を幸せにできない。
ということでした。

本当の美しさは、肌の表面がつるんと白くなめらかなことではないのです。
なぜなら、日焼けして真っ黒のアスリートや、しわくちゃの笑顔のおばあちゃんが、あんなにきらきら見えて、まぎれもなく美しいのだから。

心が元気で、体も健康で、心と体が健全につながっていて、その内側から滲み出す生きる力が、肌にもあらわれてくる。私が美容を通して叶えたいのは、そんな生命力あふれる美しさ、むしろ生き方そのものでした。

思い返せば私自身、美容を通して“生きて” きました。
スキンケアで鏡を見ながら肌に触れ、自分の輪郭を確かめることが、よし頑張るぞとまた今日を生きる勇気になっていた。

化粧品にできることは、肌にうるおいを与え、やわらかく保ち、キメを整えることくらいかもしれません。けれど肌に触れる時間が、自分を確かめ、認め、大事にできる時間になれば、スキンケアは本当の意味でお客様を幸せにしていけるはずです。

美しくなるための時間は、肌・体・心と真に向き合うための時間になること、美しくなろうとする力は、生きようとする力になることを、私は信じています。

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