温肌TIPS

自律神経のバランスを整える「肺トレ呼吸法」

自分の意思で体を動かして自律神経のバランスを整える方法があります。それは、呼吸法です。
内臓は、自分の意思で動かせませんが、肺は呼吸をコントロールすることで動かせます。

呼吸が浅い方が多くいらっしゃいますが、心身のすこやかさのために深い呼吸をすることが大切です。また、春に鼻炎で悩まされている方は、余計に呼吸が浅くなりがち。呼吸が浅いと体が酸欠状態になり、様々な不調に繋がってしまいます。
春は気温の寒暖差があり、自律神経のバランスも乱れやすいので、ぜひ深く呼吸することを意識していただきたいです。

今回ご紹介する「肺トレ呼吸法」は、自律神経のバランスが悪い時や鼻炎が気になる時に、ぜひ習慣化していただきたいものです。
(以前お伝えした「ビジュアルイメージ呼吸法」は、強いストレスやショックを受けた時など気持ちを整えるために行っていただきたいものです。)

まず、姿勢を正します。そして、鼻から静かに細々と息を吸い、ある程度の空気を吸ってから、思いきって吸いきります。吐く時もはじめは細々と吐いて、最後に一気に吐くようにしましょう。
一度に一気に空気を吸うと、意外と肺に空気が入りません。細々と吸うことで、たくさんの空気が肺の中に入るのです。
ぜひ気が付いたときに、30秒~1分程度でも意識的に「肺トレ呼吸法」を取り入れて、自律神経を整える呼吸を習慣化してみてくださいね。

「ビジュアルイメージ呼吸法」の記事はこちらです。
https://www.on-and-do.jp/shop/information/tips_022

〈教えてくださった方〉​

奈部川 貴子先生​

美容アナリスト。顔ツボセルフケア研究家。美容ジャーナリストとしてスキンケア取材を通じて「肌が内臓の鏡である」ことに気付き、世界中にある顔の反射区・ツボ療法やフェイシャルリフレクソロジーを研究。鍼灸を学びながら独自のフェイスマップ®メソッドを確立。鍼灸師。​
著書 『美肌をつくる顔のツボ・反射区ケア 綿棒で1分押し!フェイスマッピング』​​(学研プラス)